機密文書の総合管理サービスを提供する株式会社セキュリティリサイクル研究所(東京本社;中央区八丁堀、代表取締役・北村愼一、以下SRI)は、契約書の紙原本と電子データを紐付けてクラウド上で管理できる「SRIクラウド for 契約書管理」を発表いたしました。
SRIは創業以来、機密文書管理専門会社として新しいサービスを確立して参りました。企業間の契約書、金融機関の契約書・申込書、医療機関のカルテ・レントゲンなど、箱単位でのお預かりだけでなく、ファイルボックスや冊子、書類一件単位での管理が求められる要件への対応力を強みとしてきました。
今回、多くの企業が管理に課題を抱えている企業間の契約書管理について、紙と電子を統合した管理サービス「SRI クラウド for 契約書管理」を新たに展開いたします。
これまで、一つの契約書でありながら、紙と電子という媒体の違いから、紙原本と電子データは異なるシステムとフローで管理せざるをえなく、電子データはすぐに検索できても原本を探すのに手間がかかったり、台帳の情報が食い違っていたり、といった非効率で不統一な管理状況が多く見られていました。そこで、SRIは紙原本と電子データの契約書を統合管理できるシステムを開発しました。これにより、契約書管理業務を一元化させることができるようになります。契約書ごとの期限管理や利用者の権限管理、原本の出庫や電子データの閲覧などの履歴管理が全て集約できる高い利便性が魅力です。また、電子化作業や追加書類の差し込み作業といったバックオフィス業務も代行できるので、契約書の管理業務全般を委託し、ビジネス効率の飛躍的な改善が実現できます。
<SRI クラウド for 契約書管理の概要>
契約書の原本もデータも安全に管理
・セキュリティの整った施設で契約書ライフサイクル(保管~廃棄まで)をトータルサポート
・電子データはNRIセキュアテクノロジーズの秘密分散技術を使ったクラウドサービス
SecureCube / Secret Shareと連携。震災対策にも考慮した厳格な管理体制を構築
契約書に特化した管理機能
・契約期限の通知、更新、終了、自動更新等の契約期限機能を搭載
・ウェブでかんたんに台帳を管理でき、社内に散在する契約書台帳を一元管理可能
・社内すべての契約書の検索、管理をウェブでトータルマネージメント
アウトソーシングで社内管理コスト・管理手間を大幅削減
・契約書原本の管理、追加書類の差し込み、電子化作業、検索項目の入力作業など、面倒な作業はSRIが代行
・契約書は全て電子化する必要はなく、必要なときに必要な分だけを電子化
・従量課金で余計な費用は一切不要
SRIクラウド for 契約書管理 概要図
電子データを管理に関しては、情報セキュリティサービスのNRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社;港区東新橋、代表取締役・増谷 洋、以下NRIセキュア)と、クラウド型秘密分散技術を活用したデータ管理サービスSecureCube / Secret Shareで提携し、SRI クラウド for 契約書管理にクラウド型秘密分散技術を組み込みました。セキュリティと利便性を兼ね備えた新しいスタイルのクラウド型電子データホスティングを提供します。今後、共同でのセミナー開催や展示会出展などを実施いたします。
<SRI契約管理システムとSecureCube / Secret Shareの連携>
今後予測される災害リスクの対応のため企業はBCP(事業継続計画)やコンティンジェンシー・プランの策定が急務となっています。事業継続を行うためにリスク分散が必要となり、重要文書は外部へ保管するニーズが高まっています。
事業継続を行うためのリスク分散が必要となり、重要文書は外部へ保管するニーズが高まっています。原本の管理・保管をセキュリティリサイクル研究所が行い、SRI WEBシステムに登録される電子データは、自動的に分散された情報を格納する各ファイルに分けられ、日本全国の複数のデータセンターに分散保管されます。分散保管される個々のファイルは非重要情報化されているため、ひとつの断片からは元情報は類推できません。また、仮に分散ファイルの一部が取得できなくてもデータの復元が可能です。大災害で一部のデータセンターが被災した場合でも、ほかのデータセンターにあるデータで復元が可能となります。これらのデータの分散化や復元はシステム側で自動処理されるため、お客様はSRI クラウドよりブラウザー経由でデータの閲覧・ダウンロードが可能です。
<契約書のクラウド管理セミナーの開催>
本サービスのリリースに合わせ、SRIはNRIセキュアテクノロジーズと共同でセミナーを開催します。
株式会社セキュリティリサイクル研究所
株式会社セキュリティリサイクル研究所
※NRIセキュアテクノロジーズ、SecureCube / Secret Shareは、株式会社野村総合研究所の登録商標です